2023年4月
缶バッチの表面に皺が出ている
まず、缶バッジのフィルムに皺ができる理由を突き止めしなければならなりません。
主に二つの原因:
一、薄過ぎる用紙を使用しています。
アタッチメントは上のアッパーと下のA金型、B金型からに成ります。フロントパーツを嵌めるA金型の溝にフィルムの厚み(0.035~0.05mm)+用紙厚み+フロンパーツ縁の厚み、ちょうど溝に収まれば、もっともいい状態のプレスができます。メーカーの推奨用紙厚みは135g~157g(0.13~0.18mm)、弊社の経験で135g(0.13mm)のオフセット印刷用コート紙は使いやすいです。大量生産ではない場合は、印刷業者にオフセット印刷を頼まないので、類似厚みのインクジェット用紙やレーザ印刷紙を見つけて、使用する必要があります。
例えば、厚さ70~80g/㎡(0.09~0.1mm)のコピー用紙を使うと、アッパーをA金型に噛み合わせてプレスする際、溝に用紙が薄いため出来た空間でパーツの中に空気が入り、皺ができてしまいます。
解決方法
1、適切な厚みの印刷用紙を使用します。
2、薄い用紙を2枚重ねて使用します。
3、厚みを増やすようにフィルムを2枚重ねて使用します。
二、マシンのふらつきがある場合です。
マシンをある程度のプレスを行えば、車の整備と同様で、ボディとアタッチメントのチェックやメンテナンスも欠かせません。それを怠ると、ネジが緩い状態のままで、プレスを続けると完成品の失敗率があがるだけではなく、マシンや金型の故障にも繋がりますし、場合によって怪我さえ負う可能性があります。
解決方法
定期的な点検で、本体と金型の緩めたネジを締めたりすることを心掛けましょう。
株式会社中和 ラッキー プリント 社員一同