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世説人語

「初芝」の夢と「東芝」の現実・・・その五(終)

 米国の制裁などでどん底に陥った東芝はようやく回復してきたところ、脆弱な財務基盤のまま、2006年に同じ原子炉メーカーの大手のアメリカのウエスチングハウス(Westinghouse,略称WH)を評価額の三倍の6216億円に吊り上げられた金額で、77%の株を入手しました。欧米の電力自由化を契機に原発事業の海外進出を目論んでいました。

 2年後の2008年、米国発の金融危機を世界の経済に大きな打撃を与えました。もっと原発事業に決定的なパンチを食らわせたのが2011年の東北地震でした。地震後、福島の原子炉が爆発し、核漏れ事故が発生しました。世界中で脱原発の機運が高まって、海外進出を考えた東芝も原発計画を放置せざるを得ませんでした。

 2015年に財務困難に陥った東芝が粉飾決算を摘発されました。更に2020年のコロナパンディミックが東芝を窮地にお追い込まれました。

 ついに一週間前の12月20日に東芝は上場廃止され、東証株式市場から姿を消しました。

 東芝が再生への”茨の道”がつつきますが、果たして返り咲きができるのでしょうか。

 

 

株式会社中和 ラッキー プリント 社員一同

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