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2022年8月

「Zoom」の発端は?

  パンデミックで、コロナという見えない敵を相手に、原始的とは言え、物理的に人間同士の接触を遮断することはもっとも有効な手段とされています。飲食店のテーブルに客と客の間に隔ている透明アクリル板は、その典型的なグッズで、マスクと一緒に今の時代象徴となっています。

 もちろん現代社会においては、ロックダウンなどの強力的な手段を講じる時に、基本的な人権や適度な自由、経済影響などのバランスも考慮することも言うまでもないことです。そこでテレワークやビデオカメラなど、非接触というキーワードから生まれた仕事パターンやビジネススタイルが定着してきました。ネット会議、ネット講義、オンライン授業、オンライン面接などの需要が高まり、「Zoom」というソフトウェアが一躍脚光を浴びるようとなりました。

 ビデオ会議システム「Zoom」の創業者は中国山東科学技術大学出身の袁征という人物です。同大学卒業後、ビル・ケイツの講演に感銘を覚え、以前から構想していたビデオ通話システムの開発のため、米国に渡りました。当時の本人は英語が苦手で、短期間で英語を習得するため、食事と睡眠以外の時間をすべて語学学習に費やしたそうです。

 シリコンバレーで同じ中国出身の朱敏が作った会社WebExに入り、エンジニアになりました。2007年、WebExがシスコシステムズに32億ドル(約3520億円)で買収をされました。袁征も自動的に移籍となり、総勢800人の開発チームを率いるマネージャーとなりましたが、2011年にシスコシステムズの方針に合わない理由で、退社し、Zoomを起業することとなります。

 「Zoom」の発端は、袁征が切実な願望から開発されたもので、同氏は大学時代に遠距離恋愛をしていたため、遠距離恋愛をしている恋人同士のために開発したツールでした。しかし、恋愛のツールとしては広かりませんでした。2013年頃、袁征は法人需要に着目をし、ビジネス会議システムとして、売り出しました。シリコンバレーでリモートワークが普及するとともに利用者数も多く伸びました。

 そして、周知の通り、2020年のコロナ禍で、「Zoom」がビジネスにおいて必須のツールとして、爆発的に普及を成し遂げました。

 

 

株式会社中和 ラッキー プリント 社員一同

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