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2021年7月

オリンピックの話

賛否両論のオリンピックが昨日開幕を迎えました。バッハ会長が世界の分断を意識して、言っているかどうかは分かりませんが、オリンピックは平和、平等を理念としながら、「連携」を強調されました。200以上の国や地域が、人種、民族、歴史、価値観が違ったりしますが、互いに「連携」をすることの大切さを語ってくれました。

理想論に過ぎないかも知れませんが、オリンピックそのものが競技競争でありながら、「連携」で実現してきたものでもあります。人類に「連携」の「夢」を途絶えず、与え続けてほしいものです。

昨今東洋文明と西洋文明のぶつけ合いが避けられない中、大航海時代から、500年間リードしてきた西洋文明が東洋文明の台頭で、その優位性が奪われてしまうことを危惧していますが、マラソン走者が40キロ近く独走してきたと思いきや、2番手の走者が気が付かないうちにすぐ後ろについてきている状況で、しかも、2番手走者にとって、前の選手の背中もだんだん大きくなり、息遣いも荒く聞こえてきます。ギアチェンジ一気に抜いていくのか、それとも並走するのか誰も分かりませんが、静観・・・

しかし、歴代のオリンピック(夏季冬季合計)のメダルランキングが手に入りました。主要国が並んでいるのですが、欧米文明の優位性が目立っていることは興味深いです。

ランキング順位  国・地域  金メダル 銀メダル 銅メダル メダル総数

  1位     アメリカ   1127   907   794    2828

  2位      ソ連     472    376   355      1204

  3位      英国     274            299           310              883

       4位       ドイツ        283             282           290              855

       5位     フランス    248             276           316              840

       6位     イタリア    246             216           234              652

       7位    スウェーデン        202             216           234              652

       8位      中国     237            195           176               608

       9位       ロシア             196             164           187               547

      10位    ノルウェー          188              174            158             520

      11位    前東ドイツ   192             165            162             519

      12位    オストラリア     152             168            192             512

      13位        カナダ    137     166    198      501

    14位    ハンガリー   176     149    173             498

       15位     日本       156             158            183             497

       16位    フィンランド       144             148            178             470

       17位     オランダ             130             136            178             415

       18位      スイス     106             120            119              345 

       19位     韓国       121             112            104              337

       20位    オストリア           82              114            123              319        

       以上、1~20位のメダルランキングになります。旧ソ連や東ドイツなど、歴史の変遷や冷戦を思い出させるものもありますが、東アジアの中国、日本、韓国を除くと例外なく欧米の国々ばかりです。圧倒的な強さを見せつけていますが、近年アジアの経済成長で、東アジアのメダル数が増えつつあると同時に、東南アジア、南アジアも選手強化に力を入れ始めています。カタールなどの西アジアの国も欧米に学び、アフリカから有望な選手を帰化させ、強化を行っています。メダル争奪にアジア全体が加わったことで、時間が経つにつれ、欧米の衰退とアジアの台頭が、経済力の交代が行われると同時に、必然的にアジア地域全体の健康意識の高まり、スポーツへの意欲も促進され、より多くのオリンピック大会への存在感やメダルも齎す結果になるのではないでしょうか。                                          

 

株式会社中和 ラッキー プリント 社員一同

経済のエンジンは「三新」か?

突発的な衛生事件でパンデミックになり、世界経済もコロナ禍の中、難航が続いています。アメリカのQE(量的緩和)救済で、目の前の経済指標が好転しましたが、持続可能な展望になるのが疑問ですし、救済型のインフレも世界経済に重荷が圧し掛かると思います。

唯一コロナの感染ルートを強力的な国家手段で物理的に絶たせることに成功をし、経済のアクセルを踏み出して、貨幣の過度供給も敬遠する中国は、経済活動もコロナ前よりも活発で、成長も依然として、堅調に進んでいるようです。

伝統的な分野での成長を保つと同時に新たな分野を切り拓くことで、将来性のある成長が見込めるかどうかも大事です。新産業、新業態、新商業モデルという「三新」と呼ばれる部分の経済成長は、2020年169254億元(2.68兆ドル)に達しています。前年度より4.5%超の増加になりました。同期GDP(国内総生産)の17.08%を占め、0.7%増になっています。

内訳を見てみると、第一産業において、「三新」による増加値は7423億元(1178.25億ドル)になり、11%の成長で、4.39%を占めますが。第二産業の工業においての成長は4.3%で、73487億円(1.16兆ドル)に上りました。43.42%の成長比率を占めます。第三産業(サービス業)の成長はもっとも顕著です。88345億円(1.4兆ドル)で、4.2%の成長になりますが、成長の割合は52.2%。

「三新」は経済成長の新しいエンジンになりそうです。

 

株式会社中和 ラッキー プリント 社員一同

蚊の好み

夏になると、蚊に狙われやすくと感じて、困っている人がいますよね。20%の人が蚊にとって、美味しいだそうです。ではこういう人々の肌が柔らかく、血液が美味しいのですか、それともよく言われるように血液型がO型で、蚊に狙われますか。

実に蚊が人間の血液型を識別できる根拠がどこにもありません。研究結果によると、蚊の好みは下記4つの特徴があります。

1,二酸化炭素をわりと多く排出する人

蚊は身長1cm前後しかありませんが、捜索距離がなんと60Kmにも達しています。CO2に強烈的に嗜好することが分かっています。獲物を探知する際、左右2本の触角によって、空気中の人体の情報をキャッチします。CO2を多く排出すれば、体周囲のCO2濃度も高く、蚊の視野によりはっきり特定の「映像」が伝わり、蚊の的になりやすいです。

2、新陳代謝が活発で、汗よくかく人

人が体から出した汗は空気中に揮発するので、これも蚊を引き付ける「合図」になっています。しかも、汗をよくかく人は血液中に含まれる乳酸が多く、汗の酸度も高くなります。この酸度も蚊が好んでいますし、蚊の触角の中に受熱センサーも働き、人が発汗で散熱している間、蚊に掴まれやすくなります。

3、化粧が好きな人

多くの香水にステアリン酸が含まれています。花の香をするヘアスプレーやクリームも、蚊の好みなので、蚊を誘いやすいです。

4、濃い色の洋服を着る人

蚊は黒い闇が好きで、微弱な光環境下での飽食は蚊にとって、もっても幸せです。白昼でも、黒い服を着ていると、服の反射光が弱いので、蚊の好みに合いますし、濃い服が熱も吸収しますので、蚊の攻撃の的になりやすいです。

以上の4点、夏において、蚊に嫌われる人間になるため、以下の4つを心掛けましょう。

1、汗がかいた後にすぐシャワーを浴びますか、お風呂に入ります。

2、カロチンとニンニクの匂いは蚊が嫌いので、ニンニクとカロチンが多く含まれる野菜を食べます。

3、淡い色の服を着る。

4、家に蚊が嫌いな植物を置いたり、飾ったりします。例えば、ジャスミン(茉莉花)の花、ミント(薄荷)、ラベンダー

 

株式会社中和 ラッキー プリント 社員一同

救済型インフレ その五(終章)

 では、悪性インフレの悪化に最後まで耐えられる国は?

 まずアメリカを見てみましょう。米国は原油と食料の自給自足ができ、この二つの長所は生産の上流にある原料を把握しています。例えば、インフレによって、輸出農産物の価格転嫁へ動けば、インフレが瞬く間に世界に広げることを容易に想像できます。

 一方の中国は消費商品の最大生産国で、供給の下流に位置し、生産コストを最低限に抑えることができますが、原材料のインフレがあれば、輸出商品の価格転嫁も必然的に行われ、また世界にインフレを広げていきます。

 サプライチェンの両端にある米中両国がそれぞれ強みがあって、しかも米国の強みが中国の弱みで、中国の強みも米国の弱みです。昨今度重なるQEやコロナ救済政策のお陰で、アメリカの農産物インフレも初めていますし、中国の輸出品への価格転嫁も行っています。最近食パン、面類などの値上げニュースを耳にしますよね。

 アメリカは米ドルという国際基軸貨幣の地位を利用し、世界に資本を輸出してますが、中国は巨大な工業生産能力で世界に消費商品を輸出します。アメリカは上流の原料を握ているので、下流の商品価格も、原料仕入れの価格で決められています。上流原料価格の上昇に伴い、下流商品価格も当然ながら値上げに転じます。いずれにして、上記の理由で、アメリカと中国はサプライチェーンの両端から輸出への価格転嫁で、ほかの国々より、悪性インフレに対応することができ、最後まで耐えられる国になるのに間違えありません。

 この救済型悪性インフレの行方に米国がカギを握ています。QEをほどほどにし、金利上昇に転じれば、世界経済に重大な結果を招かず、済むことも考えられますが、現状5%のインフイを放置し、悪性インフレに突入すれば、1929~1933年の大恐慌時代と同様に世界同時不況になる可能性が大きいです。

 「2020年は2010年代以来の最悪の年ですが、向う10年と比べれば、最善の年です」と予想した人がいます。この世界の「下り坂説」が米中対立と分断によって、ますます現実味を帯びていますが、心から予想が当たらないようにしてほしいと願います。

 

 

株式会社中和 ラッキー プリント 社員一同

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