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天声人語&世説新語

W杯におけるアジアの風

 20世紀の80年代からワールドカップを楽してきた世代の人間として、2022年カタールワールドカップにおいて著しくアジア勢の台頭を感じました。

 ブリテン諸島のサッカー強国ウェールズに2:0で勝ったイラン、欧州の伝統的なサッカー王国アルゼンチンに2対1で勝ったサウジアラビア、クリスティアーノ・ロナウドが率いる強敵ポルトガルを下した韓国、そしてW杯嘗ての優勝経験者ドイツとスペイン、この2強を倒した日本・・・。アジア勢の旋風を巻き起したと感じざるを得ません。

 W杯こそ出場はできませんが、メインスタジオを含む4つの会場も受注建設した中国企業、選手を送迎する中国製電動バス、大会のスポンサー広告も中国企業やメーカーの存在感が大きいです。そもそも2002年の日韓ワールドカップを除けば、アジアでワールドカップ開催は夢のまた夢に過ぎず、しかも中東の小国で立派に開催ができていること。

 かつての北京オリンピック開催と同様、今回のカタールも欧米から批判を浴びながら、世界に大きな感動を与えています。似たような批判も南アフリカ大会、ブラジル大会にもありました。そういった批判や「世論」をよく吟味すれば、出所はいわゆる先進国の塊であるユーロッパや北米からで、例外なくアングルサクソン集団の価値観や宗教観に基づいたものが分かります。アジアは歴史的にも宗教的に価値観的に欧米より多様化していて、各国の成り立ちも違いますし、善意の批評を歓迎しますが、欧米の一方的な価値観や視線のみに基づいた批判や糾弾を受け入れる必要はないのではないでしょうか。

 21世紀はアジアの世紀と言われる中、今回のサッカーW杯にアジアチームの躍進を象徴されるように経済的、文化的、宗教的、政治的、様々な面において、アジア自分の持つ東方文明に自信を深め、欧米列強に平等に渡り合えるアジアの国々、その時代の到来はそれほど遠くないと思いますし、「アジアが頑張ればできるだよ」とも示してくれました。

 

 

株式会社中和 ラッキー プリント 社員一同

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