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天声人語&世説新語

覇者の交替・・・その一

 「百獣の王」と知られるライオンは草原の捕食者の頂点となっているのですが、主に家族や親戚グループで暮らしています。群れを守る成年の雄ライオンと流浪のオスライオンとの間に縄張りに巡ってしばしば争っています。

 群れのオスリーダーは戦いに勝てば、所属のメスたちも子供も安泰ですが、侵入者に力負けてしまうと、雄ライオンの命が絶つことになるだけではなく、群れのメスも新オスライオンの妻になり、その妻らの発情を促すために前の覇者の子供を殺すか追い出すかそうです。そのせいでオスライオンの平気寿命は10歳も満たないです。

 ライオンの群れが旧覇者と新覇者との交替劇は今も絶えずにアフリカの大地で繰り広げられています。では地球規模で人間社会を見渡す場合は、歴代の覇権交替を振り返ると意外にも動物たちに似っていることに気付くかもしれません。

 イスラム勢力のオスマン帝国が貿易拠点を抑えているため、地中海貿易の恩恵を受けられてないポルトガル、スペインが新たな拠点を探そうと15世紀の後半から、大航海時代を始めました。アフリカやアジア、アメリカなどいろいろな大陸がヨーロッパ目線で発見され、「早い者勝ち」で鉄砲の至る所に新たな領土を獲得し、海外進出による莫大な利益を手にしました。両者とも強固なカトリック教国なので、その後ろ盾はローマ教皇です。「侵略」した領地に宣教師による布教活動、言い換えれば「価値観の輸出」を意図的に広げました。今風で言うと支配地域の原住民や移民に「マインドコントロール」を行ったことになります。

 

 

株式会社中和 ラッキー プリント 社員一同


 

 

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