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缶バッチの沿革・製造メーカー

缶バッジマシンの「国籍」・・・その一

 現在、缶バッジマシンや製作の日本市場においては、マシンやパーツメーカーの勢力図を見ると日本のメーカーは一社、アメリカのメーカーは一社、中国のトップメーカーは一社、その他、乱立した中国製模倣品メーカーという構図になっています。 

 25年前までは日本市場において、業務用缶バッジ製作マシンは日本メーカー(DAIKIダイキー)製のものがほぼ独占状態でしたが、2000年頃、アメリカの缶バッジマシンメーカー(TECRE)は日本市場に進出し始め、徐々に認知されるようになります。両者とも回転式のマシンのみを販売していますが、2003年前後、日本上陸を果たし、だんだんと人気が上がってきた中国メーカー(TALENT) の製品は主流になりつつあります。ダイキ―の製品は精度が高く、パーツの形状特に裏側の縁に米国製や中国製と比べれば、プレス後の皺があまりなく、すっきりした仕上げで綺麗ですが、価格においてマシンもパーツも米国製や中国製の数倍にのぼるため、初期導入のコストや導入後のランニングコストはかかります。しかも米国製マシンと同様にアタッチメントは本体と一体型になっているため、違うサイズの円形や異形缶バッチを製作する場合は新たに本体も含めて金型を購入しなければならず、出費を重ねます。よりリーズナブルな価格で缶バッジ製作サービスの提供も難しくなります。

    

 アメリカ製缶バッジマシンセットやパーツの価格はそれほど高くありませんが、日本方式同様、アタッチメントを本体に固定されているため、サイズや形状違いの缶バッジ製作にその都度、異なる本体も用意しなければなりません。かさばるうえ、保管やメンテナンスも大きな問題で、中国製の本体一台で金型(アタッチメント)交換可能なシステムマシンに比べて、断然高く、また専用カッターも中国製のものよりかなり高くなります。

 米国製マシンのもう一つの難点は日本製のものと同様、円形と異形の種類は中国製と比べれば、非常に限定的ということです。

 昨今のご時世で、コストの関係で業務用缶バッジ製作用ではアメリカ製か中国製かをほぼ2分化しているとも言われています。特に異形缶バッチの場合はTALENT中国製が多種多様な形を開発しているので、他国製よりお客様のニーズに答えられるので好評を博しています。

      

 日本製や米国製のものと比べれば、リーズナブルな価格で、ランニングコストも安く、回転式の本体なら、円形だけではなく、各種異形金型(アタッチメント)も交換できます。正方形、長方形、ハート形、星形、たまご形、三角形、五角形、六角形、八角形、動物形、エンブレム形などの缶バッジが製作可能です。普通のZピンや安全ピンタイプの缶バッジのほか、マグネットボタン、キーホルダー、ヘアクリップ、吸盤フック、磁石クリップ、フォトスタンド、栓抜き、ミラータイプなど様々なパーツも開発されているので、マシン一台で日米製に劣らない精度と品質で、いろいろな拡張や展開を楽しめるのが、中国製の特徴ではないでしょうか。

 中国製と言っても地道に技術や製品開発に励んでいるメーカーもあれば、メーカー品を狙って模倣品ばかり製造している工場もあります。いや、前者より後者の方が乱立しているのです。中国製の缶バッジマシンに左右スライド式(韓国が考案したと伝えられて、韓国式とも言われます。)と回転式の二通りありますが、技術・強度・精度、パーツの品質、いずれもTALENTさんは業界のトップメーカーとして君臨しています。弊社が輸入・販売をしているものもすべてTALENT製のものとなります。

 

株式会社中和 ラッキー プリント 社員一同

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