RUSSIA TODAYの声
たまにロシアの生の声を聞いてみましょう。
5月15日に西側に声を封じられたロシアのメディア、ロシアトゥディ(RUSSIA TODAY)のウェブに「ロシア石油がなければ西側の生存可能か」と題し、文章を発表しました。
文章はいくつかの国や地域がロシアの代わりに石油の代替供給能力を分析しました。まずアメリカは石油を増産し、ヨーロッパへの輸出を強化するだろうが、米国産石油に含まれる炭素の量が低いため、ヨーロッパ市場のガソリンや軽油生産に向いていません。カナダは世界5番目の石油生産国で、三番目に埋蔵量の多い国ですが、石油パイプライン及びに輸出インフラ整備の欠如で、近くの北米市場へは運べますが、大西洋を隔てているヨーロッパに運ぶのが難しいです。中東地域は世界半分ぐらいの石油埋蔵量を誇っていますが、インフラ投資不足や政治衝突など地政学上のリスクがあって、特に対イラン制裁は中東の代替供給能力を妨げています。
中央アジアの大国カザフスタンも石油埋蔵量は豊富ですが、ロシアのパイプラインを経由していますので、ロシアからの許可がなければ、ヨーロッパへの流出ができません。
ヨーロッパにおいてはノルウェーがロシアに次ぎ、2番目の石油供給国になっていますが、供給量はロシアの1/3に過ぎず、新たに石油発掘を許可すると表明していますが、発掘ポイントの選定や開発など、喫緊のエネルギ課題として、ヨーロッパは待てません。
株式会社中和 ラッキー プリント 社員一同
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