ホーム>ラッキープリントスタッフブログ>年始のご挨拶
データ入稿用フォーム
テンプレートダウンロード
ラッキープリントスタッフブログ

年始のご挨拶

 明けましておめでとうございます。

 2020年末、2021年はコロナが収束できるように願いを込めましたが、結局2020年に次ぎ、コロナの存在感を増す一年になりました。オミクロン株の伝播が加速し、一日のうち、一国のコロナ感染者は数十万、百万と蔓延しても、驚かなくなった始末です。

 感染の影響で、エネルギ供給、製造や運送サービスなどに支障を与えてしまい、サプライチェーンもひどく混乱しています。米ドルの過度供給とコロナのダブルパンチで、世界規模のインフレを招いています。歴史から見ても、そういった国内窮地からの脱却を戦争で試みることがよくあることです。国内に様々な困難を対外戦争への強行で、国民を纏めることができるし、制度上の欠落も政治上の無能も敵に責任転嫁さえすれば・・・

 100年前、近代写真の父と評価されたアルフレッド・スティーグリッツが黒い煙を高く立てながら、疾走している蒸気機関車の写真を撮影し、「人間の手」と謳歌したことを思い出しました。人類は数々の進化を経って、産業革命で農業社会から工業社会へと大きな社会変貌も成し遂げましたが、意外に世界の危機に対応する際、手段が乏しく、大した進歩も無さそうな気がします。戦争は多くの人間を死なせますし、誰かの息子や娘の人生を奪うことになります。

 人間同士のケンカも同様ですが、国同士の喧嘩や競争は常に「国益&国策」という巧妙な理由があるから、自国民を納得させると思いますが、競争の相手を「外敵」と看做す際、戦争への道も近くなります。

 年始の挨拶で、戦争の話を本当に不謹慎で、避けたいのですが、コロナ禍のご時世、また、東西文明の綱引きを各分野で繰り広げられている中、政治家らの思考に戦争という選択肢が常にあるという現実を踏まえ、80年前の戦場を再現しないように、武力介入を回避するようにと願わずいられなくなりました。

 

 

株式会社中和 ラッキー プリント 社員一同

トラックバック(0)

トラックバックURL: https://www.luckyprint.net/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/111

ページ上部へ