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技術における制裁と競争の行方?!その2

 半導体、バイオテクノロジー、グリーンエネルギーの各分野においても、中国の技術的な進歩が著しく、未来数年米国に凌ぐ勢いで来ています。

 半導体では、アメリカは半世紀にわたり、優位に立ち続けていますが、数10年の間、絶えず中国の技術追随や躍進の結果、ICチップの設計技術は米国並みになり、ファーウェイのチップデザインはすでに米国のインテルやクアルコムを追い抜きしました。製造技術もアメリカの制裁で、一桁のナノミリチップ精度までまだ行っていませんが、車用チップも含めて、ICチップの世界需要の75%以上を占める28ナノミリチップの量産も出来ています。更に14ナノミリのチップの試験製造も始めているそうです。日本政府は半導体の供給確保やサプライチェーンの国内再構築のため4000億円を捻出し、世界最大手のチップ製造企業TSMCを熊本に工場を誘致したのですが、主に10年前の技術、28ナノミリの生産ラインになると伝えられています。向う10年、中国が世界の半導体の40%の製造能力を擁し、24%のシエアを占める半導体最大国になるのではと展望してます。

 バイオテクノロジーでは、生命科学分野で最も価値ある企業に10社中のうち、アメリカが7社を擁していますが、中国もこの20年間以上の基礎研究、高度研究、製薬と治療法の研究開発で、アメリカと「バイオテクノロジー」の全領域で激しい「バトルー」を繰り広げています。遺伝子編集やゲノム解析などの分野でアメリカに追いつき、医学分野でもCART細胞療法などで米国を追い越しました。

 グリーンエネルギーでは、過去20年間、アメリカは新エネルギー技術の発明者でした。2000年、中国製太陽光パネルが世界シエアの1%しかありませんが、現在中国がそのグリーンエネルギー技術分野において、製造や利用及び製品輸出、世界のシエアの70%を占めるようになりました。対照的に、アメリカは2000年の30%から今日の1%と驚異的な落ち込みでした。この逆転劇で米国の競争力低下が伺えます。

 また、世界10大風力発電機製造メーカーのうち、4つは中国メーカーで、40%の世界シエアを占めています。対して、アメリカは世界シエアの12%しかなりません。レポートは2028年、中国の電動自動車も米国の6倍になると将来のグリーンエネルギーのサプライチェーンに圧倒的な強さを持ち、アメリカもそのグリーンエネルギーへの転換は、中国依存を深めることになるだろうと言います。

 

 

 

株式会社中和 ラッキー プリント 社員一同

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