ホーム>ラッキープリントスタッフブログ>技術における制裁と競争の行方?!その4
データ入稿用フォーム
テンプレートダウンロード
ラッキープリントスタッフブログ

技術における制裁と競争の行方?!その4

 テクノロジーについて、レポートには中国と日本の比較も言及しました。

「日本の技術的野心は「ガラパゴス症候群」に阻まれていた。革新的な技術は孤立して開発され、国内市場向けに高度に専門家されてはいたものの、海外での競争には苦戦していた。」が、一方の中国はテクノロジーの発展は、5Gの世界展開に見られるように、グローバルな発展に溶け込み、「ガラパゴス」化していませんのです。

 中国は他者の技術を模倣し、そのイノベーションを改良する能力もあれば、イノベーションを「スケールアップ」する能力や応用力に優れています。製造、研究開発、標準設定といったテクノロジーのバリューチェーンの中に上昇してきました。」と報告書が分析しています。

 同レポートは、最先端科学とテクノロジーではアメリカの優位はすでに失われましたが、辛うじて維持している分野でも、急速に中国に追いつかれつつあるとも指摘し、遅くとも2030年頃には、科学とテクノロジーのあらゆる分野で中国が世界標準になる可能性が極めて高いと結論を結びました。

 この30年間あまり、西側の研究機関やアカデミーは中国に対して、「脅威論」か「崩壊論」と二者択一の論評しかありませんが、30年間の中国は人の国に行って銃を撃ったこともなければ、社会主義崩壊もしていません。崩壊するどころか、史上唯一な「豊かな社会主義」国になって、中央集権もより強固なものになり、更なる経済発展と国民生活レベルの向上を目指しています。

 西側の研究報告や分析は歴史上に見ても後の祭りが多かったのですし、予想もほとんど当たらなく、報告書をそのまま真面に受け止める必要がないと思いますが、向う10年、20年の趨勢が伺えると同時に、昨今、世の中の動きの背景になるものは何でしょうと参考になるのに間違いがありません。

 

 

株式会社中和 ラッキー プリント 社員一同

トラックバック(0)

トラックバックURL: https://www.luckyprint.net/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/109

ページ上部へ