オリンピックの話
賛否両論のオリンピックが昨日開幕を迎えました。バッハ会長が世界の分断を意識して、言っているかどうかは分かりませんが、オリンピックは平和、平等を理念としながら、「連携」を強調されました。200以上の国や地域が、人種、民族、歴史、価値観が違ったりしますが、互いに「連携」をすることの大切さを語ってくれました。
理想論に過ぎないかも知れませんが、オリンピックそのものが競技競争でありながら、「連携」で実現してきたものでもあります。人類に「連携」の「夢」を途絶えず、与え続けてほしいものです。
昨今東洋文明と西洋文明のぶつけ合いが避けられない中、大航海時代から、500年間リードしてきた西洋文明が東洋文明の台頭で、その優位性が奪われてしまうことを危惧していますが、マラソン走者が40キロ近く独走してきたと思いきや、2番手の走者が気が付かないうちにすぐ後ろについてきている状況で、しかも、2番手走者にとって、前の選手の背中もだんだん大きくなり、息遣いも荒く聞こえてきます。ギアチェンジ一気に抜いていくのか、それとも並走するのか誰も分かりませんが、静観・・・
しかし、歴代のオリンピック(夏季冬季合計)のメダルランキングが手に入りました。主要国が並んでいるのですが、欧米文明の優位性が目立っていることは興味深いです。
ランキング順位 国・地域 金メダル 銀メダル 銅メダル メダル総数
1位 アメリカ 1127 907 794 2828
2位 ソ連 472 376 355 1204
3位 英国 274 299 310 883
4位 ドイツ 283 282 290 855
5位 フランス 248 276 316 840
6位 イタリア 246 216 234 652
7位 スウェーデン 202 216 234 652
8位 中国 237 195 176 608
9位 ロシア 196 164 187 547
10位 ノルウェー 188 174 158 520
11位 前東ドイツ 192 165 162 519
12位 オストラリア 152 168 192 512
13位 カナダ 137 166 198 501
14位 ハンガリー 176 149 173 498
15位 日本 156 158 183 497
16位 フィンランド 144 148 178 470
17位 オランダ 130 136 178 415
18位 スイス 106 120 119 345
19位 韓国 121 112 104 337
20位 オストリア 82 114 123 319
以上、1~20位のメダルランキングになります。旧ソ連や東ドイツなど、歴史の変遷や冷戦を思い出させるものもありますが、東アジアの中国、日本、韓国を除くと例外なく欧米の国々ばかりです。圧倒的な強さを見せつけていますが、近年アジアの経済成長で、東アジアのメダル数が増えつつあると同時に、東南アジア、南アジアも選手強化に力を入れ始めています。カタールなどの西アジアの国も欧米に学び、アフリカから有望な選手を帰化させ、強化を行っています。メダル争奪にアジア全体が加わったことで、時間が経つにつれ、欧米の衰退とアジアの台頭が、経済力の交代が行われると同時に、必然的にアジア地域全体の健康意識の高まり、スポーツへの意欲も促進され、より多くのオリンピック大会への存在感やメダルも齎す結果になるのではないでしょうか。
株式会社中和 ラッキー プリント 社員一同
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