ホーム>ラッキープリントスタッフブログ>オオカミが来た?
データ入稿用フォーム
テンプレートダウンロード
ラッキープリントスタッフブログ

オオカミが来た?

環境への配慮に風当りがだんだんと強くなるにつれ、日本の自動車市場もいよいよEV車への展開を加速すると思います。

先日佐川急便が中国製電気軽自動車の導入が決まり、衝撃を隠せない人もいますが、政治的な誘導やマスメディアが断片的な操作に左右されなければ、中国の近代化や急速な技術発展を客観的に観察すれば、驚くほどのものではないと分かります。

佐川急便が日本のEVベンチャー企業ASF株式会社に設計を依頼し、中国広西省の「柳州五菱汽車」(軽自動車で有名なメーカーです)を生産依頼していると言います。2022年9月から納入が始まり、現在使っている7200台のガソリン軽自動車のEV化を進める計画です。日本製EVの220万円台と比べれば、1/3ぐらいの価格帯になるのが大きな理由だそうです。最近AIによる自動運転や自動運転補助技術の開発及び搭載など、各メーカーがしのぎを削っているのですが、特にAIと燃料電池の技術においては、中国メーカーが開発の先端グループに属していますし、大量生産、大量供給の巨大メーカーもいくつか育ちました。「寧徳時代」や「BYD」などがそうです。

最近すい星のごとく、広州の「小鵬汽車」や上海の「蔚来汽車(NIO)」というEVメーカーも登場し、斬新なデザインは両者同じですが、「蔚来汽車(NIO)」はテスラのように高級車路線を目指しています。長距離走行に向かないことや充電時間が長いことに目を着け、中国全国で200箇所以上のバッテリ交換ステーションを作りました。3分程度でEVバッテリの交換サービスを展開しています。

一方の「小鵬汽車」はリズナプルな価格帯の大衆車や小型車などを開発しています。同じクラスの日本製ガソリン軽自動車は130~160万円がかかりますが、「小鵬汽車」の製品はほぼ半額の60~70万円台だそうです。

現段階では、まだ、日本市場に参入してきていませんが、嘗ての電気製品の日本製が世界を席巻するように「価格対効果」に優れる中国製EV自動車もいずれ大きなシェアを占めるのではないでしょうか。

 

 

株式会社中和 ラッキー プリント 社員一同

トラックバック(0)

トラックバックURL: https://www.luckyprint.net/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/72

ページ上部へ