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海運&陸運

スエズ運河はアジアとヨーロッパを結ぶ交通の要ですが、大型コンテナ船が座礁しで、航路をふさいでしまい、数百隻の船が「海上渋滞」に巻き込まれました。6日ぶりに航路の再開ができ、エネルギ市場にも大きな影響を及ぼしていませんが、コロナ対策で、欧米の港湾にそもそも多くの船が集まり、貨物処理ができない中、コンテナ不足も世界範囲で起こっていますし、予定の輸入貨物も日本到着が遅れるそうです。

石油や天然ガスなどの輸送も海上に頼る以上、ペルシャ湾も紅海もマラッカ海峡も多くの国にとっては、生命線のようなもので、輸送ルートの安全確保はエネルギーの安全確保そのものです。

地球の気候変動によって、北極の氷が溶けて、北極海航路が年間航行できる日数はだんだん増えています。ヨーロッパからアジアへの最短航路、北極海を通るルート、いわゆる「北方航路」もあります。ソマリ沖海賊やマラッカ沖海賊にも悩まれず済むのですが、現段階では年間10ヵ月の間、海氷や流氷に覆われて、航行不能となっています。

一方、中国が提唱している「一帯一路」を走る列車「中欧班列」は、渋滞に見舞われず、順調にアジアとヨーロッパに繋げています。中国が地政学上においての影響力を及ぼすのではないかという憶測もありますが、沿線の国々も多くの経済効果を齎し、お互いにウインウイン関係を築いているのではないでしょうか。

2020年にコロナ禍の中、この列車は1.24万列、113.5万標準コンテナの輸送が記録されています。2019年に比べれば、それぞれ50%と56%の増になりました。年間は1万列を超え、月に1000列以上は「中欧班列」の常態になっています。ヨーロッパ20カ国、90以上の都市と繋いで、その範囲も拡大しつづけているそうです。

 

株式会社中和 ラッキー プリント 社員一同

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