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ラッキープリントスタッフブログ

AIが「スーパー人間」を作り出すのか

遺伝子組変え農作物の安全性について、いろいろと話題を呼びましたが、未だに賛否両論に分かれて、消費者に分からないのが現状です。

AI(人工知能)は第4次産業革命の中にもっとも有望な技術として注目されています。顔認証、自動運転などの応用はすでに始まっていますが、グーグルは最先端の生命科学や医学研究において、DNA遺伝子レベルの配列で、生命の基本分子であるタンパク質の3D構造を予測することが可能といいます。画期的なAI技術の応用に間違えありませんし、その解明が実現できれば、神様は人類に設定したパスワードも人類自身が解けてしまいます。

グーグルがそのAI装置をAlphaFoldと名付けました。数年前に同社のAlphaGoというAI囲碁のロボットが生身のトップレベルの人間棋士と戦って、勝ったというニュースは記憶に新しいと思いますが、そのAlphaFoldはまさにAlphaGoの兄弟とも言うべき、後者は囲碁のロボット名人で、前者は遺伝子医療科学分野に挑んでいます。

「蛋白質の折り畳」は分子レベルで折り紙のように折り畳まれている形式になっていて、すべての生物は蛋白質によって構成されているため、蛋白質の構造がその効能を決めます。蛋白質の組み立てが間違えれば、糖尿病やパーキンソン病、認知症などの病気を引き起こします。

従って、蛋白質の折り畳み形状や構造を予測できれば、健康や生態に多大な影響を及ぼすのだけではなく、生命科学研究の問題もおおよそ解決できるのではないでしょうか。例えば、新たな蛋白質のデザインや製作で、疾病を防いだり、治療をしたりすることができます。いわゆる遺伝子予防医療です。

病院は患者のカルテを作成、保存する外、個々の遺伝子構造図も保有しています。蛋白質のレベルで、悪い遺伝子を排除し、欠けている遺伝子を補います。農作物のように遺伝子の組み換えによって、より健康な人間を作り出すことができます。

クローン技術と同様、AI技術が生命科学・医学に深入りするにつれ、「遺伝子組換え人間」という倫理上に大きな壁もありますが、それより、AI+遺伝子工学は、普通の人間よりも改良されたレベルアップの人間を作れば、2.0版の「超級人間」は「原版人間」を見捨てて、地球を乗っ取ってしまう危険さえあります。

スティーヴン・ホーキング博士が残したメッセージ:「私はAIが人間を超える可能性を恐れている」と真の恐怖が現実に現れてくるかもしれません。

 

 

株式会社中和 ラッキー プリント 社員一同

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