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ラッキープリントスタッフブログ

分断のワクチンとワクチンによる分断

コロナワクチンの開発及び販売申請・認証許可の争いが繰り広げられている中、アメリカのファイザー社の開発したものは接種者に不良反応が多く、供給量も少ないのに、いち早くWHOに承認され、緊急調達用に認められるようになりました。国内の感染状況が最悪で、コロナによっての死者はすでに第二次世界大戦より遥かに超えたのですが、「ワクチン戦争」に制すべき、先進国の間に多くの販売予約を取り交わされています。

開発の技術だけではなく、政治的且つ経済的なソフトパワーも功を奏功しています。アメリカ帝国という覇権国家はさすがにすごいと思います。

ヨーロッパーにおいても、イギリスのアストラゼネカ社が開発したワクチンが65歳以上の治験データーもなく、50%~55%ぐらいの有効性だけと言うのに「EU」各国の争奪戦を起こしている。まるでガキたちそれほど美味しくないお菓子を我先に奪い合っています。「EU」の中にいわゆる小国と言われる国は実力の差で、米英のワクチンを入手できずに自国民をコロナの禍から脱出するため、「東方」に目を向けるようになってきました。セルビアやハンガリーは友好国の中国からワクチンを調達できています。オストリアも中国企業は「EU」に認証申請を出せば、中国製ワクチンを政治的な理由で排除すべきではないと「EU」の衛生当局に呼びかけてます。

中国国内で開発完了のワクチンはすでに12種にのぼっていますし、その中の数種はインドネシア、ブラジル、トルコ、ソウジアラビア、アラブ首長国連邦などの国で第三次治験を行って、有効性や安全性を十分検証されたうえ、上記各国が中国ワクチン導入を決めています。フィリピンやメキシコも中国から購入をしています。いずれも先進国に属さない国々です。

中国製ワクチンは地味ですが、安全性と有効性において、好評を得ています。2℃~8℃の条件で、3ヵ月有効期間という優れた保存輸送特性を持ち、何よりも先進国の間に割り込んで、米英製ワクチンの争奪戦に参入できない多くの国々、経済的に恵まれていない地域に優しい存在ではないでしょうか、最近、WHOも中国製不活式ワクチン2種の「緊急使用」を目指して、チームを中国に派遣したそうです。

中国製ワクチンは「中国」という異色のラベルが貼ってあるだけで、価値観のどうのこうのと言われる時代になっていますが、アメリカやイギリスもワクチンに先手を打っているのに誰もワクチン外交と言わず、中国製のワクチンは「ワクチン外交」とすぐ結論を付けたくなります。価値観の違い、いやむしろ教育やメディアの宣伝によって、固定観念を固め、一種の信仰になったのではないでしょうか。

そうすると世の中に分断がもっと進みます。理念や思想だけの分断ではなく、ワクチン選びもワクチンそのものの性能や信憑性より、所属する陣営に委ねます。米ソ「冷戦時代」は終わりましたが、冷戦の発想は未だに根強く続いているのではないでしょうか。

 

株式会社中和 ラッキー プリント 社員一同

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