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ラッキープリントスタッフブログ

グローバル経済の連動と地政上・政治上の分断

非常に大きなテーマになりますが、多くの問題を自国の立場で解釈し、解決方法を見出そうとしても、経済活動のグローバル化が数十年にわたって進んできたおかげで、各国が得意と不得意によって役割分担もきちんとできて、ウィンウィン関係を築き上げたのに、既成の経済大国が利益分配や技術革新などにおいて、新興国、とりわけ新興国の代表格ともいうべく中国に対し、不満や苛立ちを噴出します。何が何でもこの見る見るうちにどんどん巨大化になっている中国の勢いを阻止しなければならぬ、「自由で開かれたインド洋・太平洋」のもと、政治的、軍事的に中国包囲網を築こうとし、「アジアのNATO」とも結集したがるのではないかと中国から見れば、こういう国際的な構図になっています。

その結果「アメリカンファースト」も誕生し、独断的な大統領また世界秩序を壊してまでもアメリカ的な民主主義を確信するトランプが彗星のように現れ、また彗星のように消えたのです。トランプ政権が残った大きな遺産はメキシコ国境に聳え立つ分断の壁のようにアメリカ国内の分断を顕著化、加速化させただけではなく、世界の分断、先進国の間の分断も招いています。リーダー不在の世の中にアメリカの指導力を期待しても、空振りによる失望感しか生まれません。それと同時に中国の存在が日々大きくなりつつあります。

テレビや新聞などの「ニュース」を見ても、ネットの「ニュース」を見ても、客観的な意見でも、色眼鏡的な意見でも、「中国」についてのものは圧倒的に多くなってきていると感じます。良くも悪くも、嘗てのように無視できるような存在ではなくなっていることが分かります。

新アメリカ大統領バイデンの演説で、「民主主義が壊れやすい!」と認めた発言は印象深いのですが、「なんで壊れやすのか」については何も言ってません。壊れやすく脆いものですが、いいものですので、堅持しつづけなければなりませんか、それとも250年あまりの資本主義や民主主義の実験や歴史や教育で、「民主主義」に対して、すでに確固たる信仰になっているかどうかは分かりかねますが、「アメリカ帝国」の統制力が弱まる中、地政学上及び政治上の対立で、グローバル化経済のサプライチェンまで分断や阻止などの影響を与えることが難しいのではないでしょうか。

 

株式会社中和 ラッキー プリント 社員一同

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