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アジア大学ランキング

大学ランキングはいくつかありますが、ロンドンにある高等教育の評価機構QS(Quacquarelli Symonds)社が公表するランキングは大学ごとに「専門家からの評価」、「学生一人あたりの教員数」、「国際化指数(外国人教員、留学生の比率)」、「教員の論文被引用率」の4分野、各25%の評価基準で、総合得点を算出します。比較的に客観的なランキングとして、知られています。

近年、QS World University Rankings(QS世界大学ランキング)のほか、発展が著しいアジアに注目し、アジア名門大学ランキングを公表するようになりました。

2020年版のランキングを見てみると 1位「シンガポール国立大学(NUS)」、2位「南洋理工大学(NTU シンガポール)」、3位「香港大学(中国香港)」、4位「精華大学(中国北京)」、5位「北京大学(中国北京)」、6位「浙江大学(中国浙江省)」、7位、「復旦大学(中国上海)」、8位「香港科学技術大学(中国香港)」、9位「韓国科学技術院(KAIST韓国)」、10位「香港中文大学(中国香港)」と日本の大学の存在感が薄くなっていることが分かります。

同機構10年前の2010年版のランキングを調べました。以下のようになっていました。1位「香港大学」、2位「香港科学技術大学」、3位「シンガポール国立大学」、4位「香港中文大学」、5位「東京大学」、6位「ソウル大学」、7位「大阪大学」、8位「京都大学」、9位「東北大学」、10位「名古屋大学」と前10位の内に日本の大学が半分を占めました。それと対照的に中国の大学は香港のを除けば、1つも入っていませんでした。12位の「北京大学」と16位の「精華大学」は中国大陸において、もっとも上位の大学になっていました。

また、イギリスの高等教育専門誌「The time Higher Education」もアジア大学ランキング2020(Asia University Rankings 2020)を今年の6月に公表しました。所謂タイムズアジア大学ランキングです。総合ランキングは 1位「精華大学」、2位「北京大学」、3位「シンガポール国立大学」、4位「香港大学」、5位「香港科学技術大学」、6位「南洋理工大学」、7位「東京大学」、8位「香港中文大学」、9位「ソウル大学」、10位「中国科学技術大学(中国安徽省)」&「成均館大学(SKKU 韓国)」となっています。トップ2は中国の大学で、全10位の中に香港の3校も含めれば、中国が60%を占めることになります。

ランキングはそのまま大学の実力を反映するものではありませんが、国の高等教育レベルや研究成果の指標として、判断することができます。中国が20世紀90年代に大学併合による高等教育の改革と強化、また、この20年間、研究教育予算を年々増加した結果、この成果が表れてきたのではないでしょうか。

 

ラッキープリント スタッフ一同

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